Kyushu Institute of Technology
Kyushu Institute of Technology Graduate School
Kyushu Institute of Technology Graduate School
Kyushu Institute of Technology Faculty of Engineering
Kyushu Institute of Technology
出版者
宇宙科学研究所
出版者(英)
The Institute of Space and Astronautical Science (ISAS)
雑誌名
宇宙輸送シンポジウム 平成13年度
雑誌名(英)
Proceedings of Space Transportation Symposium FY2001
ページ
225 - 228
発行年
2002-04
抄録
PPTの低推進効率の要因の1つと考えられているLate Time Vaporizationを軽減する手段として、2段放電動作を提案し、その初期実験を行った。その結果、(1)適正な2段放電動作の確認、(2)2段放電法を用いることによる、推進剤消費の増加を伴わないインパルスビットの向上、が確認された。(2)の結果は、有効排気速度の上昇を表しており、2段放電動作の有効性を示すものであると考えられる。一方、問題点として、(a)他機関のPPTと比較して推力が小さい、(b)放電間隔τの選択範囲が不十分、(c)放電チャネル内の現象が未解明、などの点も挙げられたため、現在、背圧環境の改善、回路の低インダクタンス・低抵抗化、および放電間鷹設定回路の改良などを行っている段階である。今後は、改善された実験環境の下で、放電チャネル内の現象評価、および推進機形状も含めた最適化検討を行っていく予定である。また、これまでに著者らによりその有効性が示されている固体推進薬の適用についても、今後検討していきたい。