@inproceedings{oai:jaxa.repo.nii.ac.jp:00011275, author = {朝木, 義晴 and 河野, 裕介 and 須藤, 広志 and 土居, 明広 and 村田, 泰宏 and 望月, 奈々子 and Asaki, Yoshiharu and Kono, Yusuke and Sudo, Hiroshi and Doi, Akihiro and Murata, Yasuhiro and Mochizuki, Nanako}, book = {第5回宇宙科学シンポジウム, Proceedings of the 5th Space Science Symposium}, month = {Sep}, note = {VLBI観測では、地球大気によって宇宙電波の位相遅延にランダムな時間変動が生じるため、VLBIの直接の観測量であるフリンジは観測時間が長くなるほどコヒーレンスを失い、時間積分によって信号対雑音比を上げることが困難になる。電波干渉計およびVLBI観測で天体のイメージを得るためには、大気位相揺らぎによってフリンジのコヒーレンスを損うことのない積分時間(コヒーレンス時間)内にフリンジを検出する必要があり、VLBIの検出感度は事実上コヒーレンス時間で制限されている。VLBI位相補償は、観測天体とその近傍の参照天体をアンテナの指向方向を交互に切り替えて観測し、参照天体のフリンジ位相を用いて観測天体のフリンジ位相を補正することによって、擾乱大気による位相揺らぎをはじめとする様々な位相誤差を大きく低減し、フリンジのコヒーレンスを改善する観測技術である。位相補償観測は、コヒーレンス時間内では検出が困難な微弱な観測天体のイメージングや、VLBIの観測精度でアストロメトリ観測(参照天体の位置を基準にした観測天体の高精度相対位置決定)を可能にする。軌道上の電波望遠鏡は大気の影響は受けないが、スペースVLBIにおいてはスペース基線は地上電波望遠鏡と構成するため、地球大気による位相揺らぎを受ける。VSOP-2では、衛星に高トルクのアクチュエータを搭載し、数度程度の離角を持つ観測天体と参照天体に対して数十秒以内の姿勢変更を繰り返し実行する姿勢制御により、アンテナ・スイッチングによる位相補償観測の実現を目指している。, 資料番号: AA0049122021}, pages = {78--81}, publisher = {宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部, Institute of Space and Astronautical Science, Japan Aerospace Exploration Agency (JAXA/ISAS)}, title = {VSOP-2位相補償観測}, year = {2005} }