@inproceedings{oai:jaxa.repo.nii.ac.jp:00011711, author = {高野, 晴子 and 北本, 俊二 and 幸村, 孝由 and 山本, 則正 and 齋藤, 晴江 and 関口, 宏之 and 須賀, 一治 and 上田, 佳宏 and 伊藤, 真之 and Takano, Haruko and Kitamoto, Shunji and Komura, Takayoshi and Yamamoto, Norimasa and Saito, Harue and Sekiguchi, Hiroyuki and Suga, Kazuharu and Ueda, Yoshihiro and Ito, Masayuki}, book = {第3回宇宙科学シンポジウム, Proceedings of the 3rd Space Science Symposium}, month = {Apr}, note = {X線望遠鏡の角度分解能の現状は、米国のチャンドラ天文衛星によって、0.5秒角が達成されている。しかし、電波望遠鏡の1ミリ秒角には遠く及ばない。X線でも同程度の角度分解能が達成できれば、電波の観測と比較することでブラックホール近傍の物理やジェットの生成過程を解明することができる。このような目的のもとに、超高精度X線望遠鏡の開発をX-mas(X-ray milli arc second)計画と称して行っている。望遠鏡の角度分解能の限界は、観測する波長と望遠鏡の口径で決まる。この限界を回折限界とよび、およそ波長/口径で決まる。電波望遠鏡では、地球規模あるいはさらに大きな基線長を使い、ミリ秒角を切る角度分解能を達成している。X線望遠鏡の場合も、チャンドラ衛星に搭載しているX線望遠鏡では、口径1.2mであり、例えば波長10Aの観測を行うとすると、ミリ秒角を切る値である。しかし、実際の角度分解能は、0.5秒角に留まっている。これは、望遠鏡の鏡の形状精度が不足していることが原因である。従って、鏡の形状精度を上げれば、宇宙で使える比較的口径の小さなX線望遠鏡で角度分解能ミリ秒角を達成することは可能である。例えば、口径1m、波長13.5nanometerのX線望遠鏡で回折限界の性能を達成するには、表面粗さは数10nanometer、形状誤差は数nanometerの精度が必要である。表面粗さの精度は達成できるが、形状誤差の数nanometerの精度を達成することは、非常に難しい。そこで、光学系の形状誤差を最小限に抑えるため、可視光のすばる望遠鏡で既に用いられている補償光学を、X線望遠鏡に初めて適用した。具体的には、以下の方法を導入した。1)可視光を使った光学系の常時モニター、2)補償光学による主鏡の形状補正。現在は、角度分解能50ミリ秒角を目標とした、口径0.8m、波長域13.5nmの直入射型のX線望遠鏡の研究開発を行っている。ここでは、X-mas計画の光学系の説明および最新の研究結果を報告する。, 資料番号: AA0045441106}, pages = {485--488}, publisher = {宇宙科学研究所, The Institute of Space and Astronautical Science (ISAS)}, title = {超高精度X線望遠鏡計画:X-mas project}, year = {2003} }