@inproceedings{oai:jaxa.repo.nii.ac.jp:00012514, author = {黒澤, 耕介 and 杉田, 精司 and 長谷川, 直 and 長岡, 洋一 and 松井, 孝典 and Kurosawa, Kosuke and Sugita, Seiji and Hasegawa, Sunao and Nagaoka, Yoichi and Matsui, Takafumi}, book = {スペースプラズマ研究会: 講演集録, Space Plasma Conference}, month = {Mar}, note = {平成21年度スペースプラズマ研究会(2010年3月11-12日, 宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部), Space Plasma Conference(March 11-12, 2010, Institute of Space and Astronautical Science, Japan Aerospace Exploration Agency, Sagamihara, Japan), シアン化水素(HCN)は化学進化による生命起源を考える上で最重要な分子である。室内衝突実験により、原始地球大気中での直径100m程度の小規模衝突が起こると大量のCNが生じることが示唆されている。我々は以前、原始地球の模擬大気中で黒鉛へのレーザー照射により、大気中にCNを生じさせ、周辺大気との化学反応を模擬する実験を行い、HCNの収率を調べた。その結果、中性的な大気中でも効率よくHCNが生成されることがわかった。しかし、気体中のレーザー照射が衝突現象とどう対応づけられるかは不明である。そこで本研究では2段式軽ガス銃を用いて、衝突蒸気の高速発光分光観測を行い、衝突生成蒸気とレーザー生成蒸気の熱力学状態を比較した。その結果、衝突生成CNとレーザー生成CNは共に振動非平衡状態にあること、CNの並進回転温度はC2ラジカルのそれよりも2000K程度高いこと、7km/sの衝突で生じたCN,C2の並進回転温度は900MW/cm2のレーザー照射で生じたそれと近いことがわかった。これらの結果は衝突とレーザー照射の違いによらず、類似の機構によってCNが生成されていることを示唆している。レーザー照射実験から得られた高いHCN収率は実際の衝突時にも達成される可能性が高い。原始地球への小規模衝突は生命起源に重要な役割を果たしたのかもしれない。, 形態: カラー図版あり, 形態: CD-ROM1枚, Physical characteristics: Original contains color illustrations, Note: One CD-ROM, 資料番号: AA0064740029}, publisher = {宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部, Institute of Space and Astronautical Science, Japan Aerospace Exploration Agency (JAXA)}, title = {小規模天体衝突によるHCN合成}, volume = {平成21年度}, year = {2010} }