@inproceedings{oai:jaxa.repo.nii.ac.jp:00019802, author = {足立, 透 and 福西, 浩 and 高橋, 幸弘 and Adachi, Toru and Fukunishi, Hiroshi and Takahashi, Yukihiro}, book = {大気圏シンポジウム第17回 平成14年度, Atmospheric Science Symposium the 17th 2002}, month = {}, note = {1989年に初めてその映像が得られて以来、雷放電に伴った高高度における大気発光現象の研究は、観測と理論、モデリングの面から進められてきた。これまでに明らかになっている発光現象として、20〜50kmの成層圏に出現するブルージェットおよびブルースターター、50〜90kmの中間圏に出現するスプライト、90〜100kmの下部電離圏に出現するエルブスがある。これらの大気発光現象の観測は、これまで主に夏季のアメリカ・コロラド州において行われてきたが、日本の冬季に発生する雷放電に注目し、1998年から冬季スプライトの観測を行ってきた。その結果、1998年12月から2003年2月までに、65例のスプライトと約150例のエルブスを太平洋上空と日本海・北陸地方上空とに観測した。スプライト観測器のデータに加え、GMS-5による赤外雲画像データ、降水レーダーデータを用いた解析を行なった結果、冬季スプライトは、雷雲の特徴やその発生場所によって3つのタイプに分類されることが明らかにされた。1つ目は、日本海に発生して、雷雲が寒冷前線直上に発達するタイプである。2つ目は、同じく日本海に発生するが、その雷雲は日本海収束雲に分類される。3つ目は、太平洋上に発生するタイプで、寒冷前線の後方数100kmの距離に位置する。このうち、日本海上空に発生する2タイプのスプライトは、いずれも円柱状の構造をしたカラム型スプライトであるのに対し、太平洋上空に発生するタイプのスプライトは人参状の構造を持つ、キャロット型スプライトであった。, 資料番号: AA0045981005}, pages = {16--19}, publisher = {宇宙科学研究所, The Institute of Space and Astronautical Science (ISAS)}, title = {冬季日本に発生するスプライトと雷雲の特徴}, year = {2003} }