@techreport{oai:jaxa.repo.nii.ac.jp:00002096, author = {齋藤, 義文 and 横田, 勝一郎 and 田中, 孝明 and 浅村, 和史 and 西野, 真木 and 山本, 忠輝 and 綱川, 秀夫 and 渋谷, 秀敏 and 清水, 久芳 and 高橋, 太 and 松島, 政貴 and 「かぐや」MAP班 and Saito, Yoshifumi and Yokota, Shoichiro and Tanaka, Takaaki and Asamura, Kazushi and Nishino, Masaki N. and Yamamoto, Tadateru and Tsunakawa, Hideo and Shibuya, Hidetoshi and Shimizu, Hisayoshi and Takahashi, Futoshi and Matsushima, Masaki and KAGUYA MAP team}, month = {Feb}, note = {2007年12月19日および2008年12月16日開催の研究会における講演より10編の査読論文を収録, Space Plasma Symposium FY2007 and FY2008, 「かぐや」衛星搭載MAP-PACE が高度100 km の月周回軌道で低エネルギーイオンの連続観測を開始して以来1 年が経過した.プラズマ観測装置MAP-PACE は「かぐや」に搭載された14 の観測装置のうちの一つであり,月周辺プラズマの観測を行う.MAP-PACE は,電子観測器ESA-S 1,S 2,イオン観測器IMA とIEA の4 種類のセンサーで構成されている.各センサーは半球面の視野を持っており,2 台の電子観測器と2 台のイオン観測器で低エネルギー電子とイオンの3 次元分布関数を計測することができる.イオン観測器のうち月面方向に視野を持つIMA は質量分析器であり,高度100 km の月周回軌道でこれまで観測された事の無かったイオンの質量分析を行った.MAP-PACE-IEA,IMA の観測によって初めて明らかになった月周辺における低エネルギーイオンの分布は,太陽風を別にすると次の4 種類の特徴的な分布に大別できる1)月表面で反射/散乱された太陽風プロトン2)月面磁気異常によって反射された太陽風イオン3)月面で反射/散乱されたイオンが太陽風中の電場によってピックアップされ,加速されたもの4)月面/月面近傍の月大気を起源とするイオン.太陽風の反射/散乱は月周回で初めてその存在が観測されたが,グローバルな固有磁場が無く大気の希薄な天体には普遍的に存在するプロセスでありそれらの太陽風によるピックアップ加速も含めて天体周辺環境において無視できない重要なプロセスである.月面/月面近傍の月大気を起源とするイオンの観測も重要な成果のひとつである.これらのイオンの質量プロファイルを見ると,C(+),O(+) やNa(+)/Mg(+),K(+)/Ar(+) などの重いイオンが含まれており,イオンが生成された月面位置との関係を調べる事で月面組成についての情報が得られるものと考えられる., 形態: カラー図版あり, 著者人数: 12人, Physical characteristics: Original contains color illustrations, 資料番号: AA0064669005, レポート番号: JAXA-RR-09-003}, title = {「かぐや」が観測した月: 月周辺プラズマの観測結果を中心に}, year = {2010} }