@techreport{oai:jaxa.repo.nii.ac.jp:00002802, author = {中井, 勇介 and 遠藤, 良輔 and 小島, 昌治 and 中野, 明正 and 豊田, 剛己 and Nakai, Yusuke and Endo, Ryosuke and Kojima, Masaharu and Nakano, Akimasa and Toyota, Koki}, month = {Jun}, note = {月面での長期間滞在または居住を可能にするためには、月面での生活で生じる有機性廃棄物の処理や植物生産のための元素資源の欠乏といった問題を解決する必要がある。月面農場ワーキンググループ第3グループでは、持続的な月面農場を確立させるために必要なシステムの一つを構築することを目的として、ISRU(In-Situ Resource Utilization;その場資源利用技術)などを念頭におきながら、月面における効率的な有機性廃棄物の資源循環のあり方について議論を行った。月-地球間の輸送は莫大なコストがかかるため、作物を生産するために必要な炭素や窒素などの元素は、その都度の交換輸送ではなく、月面での生活において生じる作物残渣などの有機性廃棄物から、効率的に回収して循環利用する必要があると考えられる。月面において生じる有機性廃棄物は、非可食部などの作物残渣や養液栽培廃液、尿、糞便などが想定された。それらを効率的に循環させるためには、月面での現地試験が必要であるが、地球上で実用化されている嫌気的処理であるメタン発酵や好気的処理である活性汚泥法、堆肥化などの微生物を利用した処理が有効であり、資源循環の中核を成すと考えられた。本稿では、これまでの第3グループの検討結果を取りまとめ、持続的な月面農場を確立するための資源循環システムや月の鉱物(レゴリス)の資源としての利用について提案を行う。, 形態: カラー図版あり, Physical characteristics: Original contains color illustrations, 資料番号: AA1930002005, レポート番号: JAXA-SP-19-001}, title = {月面農場ワーキンググループ検討報告書 第1版: 持続的な物質循環システム}, year = {2019} }