@article{oai:jaxa.repo.nii.ac.jp:00035268, author = {小林, 辰男 and 奥村, 寛人 and 島村, 金松 and KOBAYASI, Tatuo and OKUMURA, Hiroto and SIMAMURA, Kinmatu}, issue = {40}, journal = {東京帝國大學航空研究所報告, Report of Aeronautical Research Institute, Tokyo Imperial University}, month = {Sep}, note = {鐵、ニツケル、コバルト等の強磁性體の棒に、縱に電流を通じて軸心の周りの圓形帶磁を與へ、且つ是れを捩るとき、縱の向きに帶磁せらるゝ現象、即ち逆ウイデマン効果は、1858年ウイデマンが之を發見して以來、多數の人々によりて研究せられ、殊に我國に於ては、長岡半太郎、本多光太郎兩教授の重要なる研究が發表せられて居る。然れども此現象の觀測は、著者の知れる範圍内に於ては、常に細い針金に就て行はれ、共結果は捩れの角度に對して表はされて居る。著者は上述の測定を太い棒に就て行ひ、此現象と棒に働くトルクとの關係を示さんとするのである。從來此の種の現象は、物理學上極めて興味多き問題ではあるが、實用方面には全く關係の無い事實であると考へられて居た。然るに著者が此研究を本報告に掲載する所以は、凡て帶磁の状態は其物質に働くストレツスと極めて密接な關係を持つて居るものであるから、帶磁状態の觀測を鐵材其他の彈性の研究に利用するの途を開拓せんとするにある。例へば、鐵棒にトルクを掛ける際、第十九圖の曲線に相當する縱帶磁の變化を同時に觀測するときは、棒が實際イールドするまで捩らずして、イールド・ポイントの位置を推定する事が出來る。又第八章に説明してある樣な方法によれば、或る與へられたる棒に、トーシヨンの殘留效果が存在するか否かを、(弱いトルクによるヒステレシス系の殘留效果と、強きトルクによる彈性疲勞に伴ふ效果とを區別して)直に見ることが出來る。此事實は他の如何なる方法によるも檢知すること困難である。或は又、逆ウイデマン效果は、鐵棒に働いて居るトルクを測定し又は速なるトルクの變化をオツシログラフを用ひて記録するに極めて便利である。此方法は棒が回轉せると否とに關係なく施行することが出來るから、速に回轉せるシヤフトのトルク又はトルクの變化を測るに利用することが出來る。此れに關する研究は號を改めて報告する。, 資料番号: SA4146418000}, pages = {405--460}, title = {逆ウィデマン効果及び之に關聯せる現象}, volume = {3}, year = {1928} }