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アイテム
A New Transformation in the Iron-Nickel-Aluminium System.
https://jaxa.repo.nii.ac.jp/records/35410
https://jaxa.repo.nii.ac.jp/records/3541010544d37-6dfd-4fea-a9ad-2ba477b919a3
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||||||
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公開日 | 2015-03-26 | |||||||||
タイトル | ||||||||||
タイトル | A New Transformation in the Iron-Nickel-Aluminium System. | |||||||||
言語 | en | |||||||||
言語 | ||||||||||
言語 | eng | |||||||||
資源タイプ | ||||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||||
その他のタイトル | ||||||||||
その他のタイトル | 鐵・ニツケル・アルミニウム系に於ける新變態α→α+α'に就て | |||||||||
著者 |
木内, 修一
× 木内, 修一
× KIUTI, Syuiti
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出版者 | ||||||||||
出版者 | 東京帝國大學航空研究所 | |||||||||
出版者(英) | ||||||||||
出版者 | Aeronautical Research Institute, Tokyo Imperial University | |||||||||
書誌情報 |
東京帝國大學航空研究所報告 en : Report of Aeronautical Research Institute, Tokyo Imperial University 巻 13, 号 171, p. 553-581, 発行日 1938-11 |
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抄録 | ||||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||||
内容記述 | 鐵・ニツケル・アルミニウム系の合金は強力なる耐久磁性を有する點に於て世の注目をひき最近多くの研究結果の報告が續出してゐる.その三元系状態圖にはW.Kosterの研究(1933年)があり同氏は氏の状態圖からの考察によりこの強力なる抗磁力はα-相(體心立方格子)からγ-相(面心立方格子)が析出するためであると結論してゐるが,これは著者の研究結果と一致しない.即ち,その試料の燒鈍組織は不均一組織を示して均一固溶體より他の相が析出した事を示してゐるがそれをX線によつて分析して見ると單に體心立方晶に屬してゐる格子の干渉線が見られるのみであつて何等γ-相の干渉線が現れて來ない.然るに一方顯微鏡下に於ては2つの相が見られ且つその各々の結晶粒の形状,大さ及び分量より考へて必らず兩者のX線干渉線が觀られなくてはならない.依つて著者はこの析出相はγ-相と異なる別個の相であるものと考へ燒鈍試料の示すX線干渉線より判斷して該析出相はα-相に類似した相であるとの想像のもとに假りにα'-相と名づけこの系の示す強力なる抗磁力はα-相よりα'-相を析出するためならんと考へた.(1934年.4月.日本數學物理學會年會記事參照).そして其後,鐵・ニツケル・アルミニウム三元系を研究した結果このα'-相は金屬間化合物NiAlの固溶體と同一物であるといふ結論に達したのである.(1935年.10月.數.物.例會記事參照)尚その研究の結果從來(α+γ)不均一系と見做された部分が(α+α'),(α'+γ),(α+γ)及び(α+α'+γ)の諸部分に分けられ強力なる抗磁力は室温に於て(α+α')及び(α+α'+γ)となる組成のものに於て見られる事がわかつた.更に抗磁力の極大値は(α+α')となる組成のものに於て見られるのでこの三元系に於て見られる強力なる抗磁力は主としてα→(α+α')の變化に基く事がわかつた.(航空研究所彙報152卷179頁參照.)さてKosterの状態圖と著者の状態圖との相違點は要するにKosterはα-鐵とNiAlが完全に固溶體を作るものであると假定してこの系は單にα-相及びγ-相とより成るものと考へた事に基く.又この三元系が多くの學者によりX線で研究されたにも拘らずそのX線分析が困難なるためにKoster状態圖の誤りを發見出來なかつたのである.即ち,α-相とα'-相は共に體心立方格子であつてその格子常數が接近してゐるので(α+α')不均一相とα-相との識別が因難である.普通の燒鈍組織に於ては(α+α')不均一相は單に幅の廣くなつたα-相と同様なX線干渉線を示す.從來のX線研究者は皆これはα-相からγ-相が析出するため結晶格子が歪を受けたためであると説明してゐた,若し然らばこの試料を完全に燒鈍すれば干渉線の幅が減少してγ-相の干渉線が出て來なければならないが事實は然らず,更にこの説明は顯微鏡組織との比較考察に於て種々矛盾を生じて來るのである.燒鈍によりX線干渉線の幅の廣くなる現象は著者の提出した状態圖により説明つくのである.即ち,α→α+α'の變化のためNi及びAlの濃度が異り從つて格子常數が異る種々の體心立方格子が出來るために幅の廣い體心立方格子の干渉線が現れて來る.(勿論α-相からα'-相が析出するため結晶格子が歪を受けて干渉線の幅を増すがその影響は前者のそれに比べて小さい)果して然らば燒鈍過程を完全に進行せしめればX線干渉線は各々2本の線に分離し(α+α')の平衡を示すものと考へられるがこれは著者の研究に依つて確められたのである. | |||||||||
書誌レコードID | ||||||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||||||
収録物識別子 | AA00387631 | |||||||||
資料番号 | ||||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||||
内容記述 | 資料番号: SA4146904000 |