@article{oai:jaxa.repo.nii.ac.jp:00035414, author = {佐々木, 達治郎 and 服部, 邦男 and SASAKI, T. and HATTORI, K.}, issue = {173}, journal = {東京帝國大學航空研究所報告, Report of Aeronautical Research Institute, Tokyo Imperial University}, month = {Feb}, note = {従來ピトー係數は空氣密度に關係する場合はレーノルヅ數の變化によつてのみ影響があると考へて居たのであるが,色々の空氣密度で實驗して居る際にレーノルヅ數以外に空氣密度によつてピトー係數が變ると思はれることが多々あつた.それでこの實驗を行つたのであるが,何分空氣速度の絶對的測定は困難であつて精密な測定が行はれて居ないので,標準となるべきピトー管がなく次の三つの方法による測定を比較して見た.先づトンネルでレールの上にピトー管を装置した台車を走らせて實驗した.この實驗では台車の速度が小さくて壓力測定が困難なので風車を用ひて實驗し台車の影響を除去して風車の絶對的測定の基準とし,次に風洞内で風車の實驗を以つて同一速度に於ける風車の回轉數をトンネル實驗値と風洞實驗値と比較して見た.この實驗はよく一致するので風車を基準としてピトー管の實驗を行つた.無論トンネル内でもピトー管の實驗を行つて點檢して見たがよく一致することが判つた.以上の實驗で先づ一氣壓の場合に於けるピトー係數の測定が出來たので,空氣密度の小さい場合の測定を行ふことにした.然るに空氣密度の小さい場合に於ける風速の絶對測定の標準計器がないので又風車を基準とすることにしたのである.風車を廻轉腕上に乘せて圓周速度と風車の廻轉數との關係を調べて見た處,Swirlの補正を行へば前記トンネル及び風洞實驗の結果とよく一致することが判つた.次に低壓室内にて風車を廻轉腕に乘せて前述の如き實驗を行つたのであるが,Swirlの影響は一氣壓の場合と同じであることが判り,空氣密度が小さい場合に於ける風車の廻轉と速度との關係の最も信ずべき結果を得た.從つてこれを標準として低壓低温風洞内でピトー係數を測定したのであつてその結果は第28圖に示す通りピトー係數はレーノルヅ數によるよりは空氣密度による方が遙かに大なることを知つたのである., 資料番号: SA4146952000}, pages = {60--89}, title = {On the Effect of the Density of the Air upon the Pitot-static Tube Coefficient.}, volume = {14}, year = {1939} }