@inproceedings{oai:jaxa.repo.nii.ac.jp:00003968, author = {千葉, 貴司 and 小原, 隆博 and 栗田, 怜 and Chiba, Takashi and Obara, Takahiro and Kurita, Satoshi}, book = {宇宙航空研究開発機構特別資料: 第10回宇宙環境シンポジウム講演論文集, JAXA Special Publication: Proceedings of the 10th Spacecraft Environment Symposium}, month = {Mar}, note = {第10回宇宙環境シンポジウム (2013年12月2日-3日. 科学技術館), 東京, 10th Spacecraft Environment Symposium (December 2-3, 2013, Science Museum), Tokyo Japan, 磁気圏にはエネルギーがMeVにも及ぶ相対論的電子が捕捉されていて、放射線帯とよばれる領域を形成している。電子放射線帯の特徴としては、スロット領域といわれるフラックスの低い領域を境に内側を内帯、外側を外帯と2重構造となっており、特に外帯は磁気嵐の際に大きく変動することが知られている。地球の周辺には現在多くの人工衛星が飛翔しており、それらの衛星は少なからずこの放射線帯電子の影響をうけている。高エネルギー電子の影響で帯電し、太陽光パネルの劣化、装置の誤作動といったことが起こり、人口衛星にとっては非常に厳しい環境となっていることから、最近では変動する地球放射線帯の予測・モデリングが宇宙天気分野からも大きな課題となっている。本研究では、その電子放射線帯の変動をアメリカ海洋大気庁(NOAA)のPOES衛星に搭載されているSpace Environmental Module-2(SEM-2)の粒子データを用いて観測した。放射線帯の変動過程をしては、加速・消失・移送過程の兼ね合いによって決まるが、特に消失過程に注目した。消失過程としては、波動・粒子相互作用による大気中への落下消失、Dst効果、磁気圏界面からの流失が考えられているが、今回のPOES衛星での観測では、大気中への落下消失では全体の消失を説明できないため、その他の消失過程での説明が必要だる。Dst効果での見かけ上の消失も効果的ではあるが、太陽風動圧の急激な上昇で磁気圏界面が地球側に大きく押し込まれた際に外対電子の急な消失も見られることから磁気圏界面からの消失の効果も大きいことが予想される。今回は主としてPOES衛星による観測であったが、放射線帯の全体の理解には、磁気赤道面での観測や地上観測も生かした解析が必要であり、今後は、それらのデータのクロスキャリブレーションによって消失現象の理解を目指す予定である。, 形態: カラー図版あり, Physical characteristics: Original contains color illustrations, 資料番号: AA0062301023, レポート番号: JAXA-SP-13-016}, pages = {169--175}, publisher = {宇宙航空研究開発機構(JAXA), Japan Aerospace Exploration Agency (JAXA)}, title = {地球放射線帯電子の消失過程}, volume = {JAXA-SP-13-016}, year = {2014} }