@techreport{oai:jaxa.repo.nii.ac.jp:00006684, author = {藤井, 照重 and 浅野, 等 and 杉本, 勝美 and 成田, 啓圭 and Fujii, Terushige and Asano, Hitoshi and Sugimoto, Katsumi and Narita, Keiji}, month = {Oct}, note = {近年、宇宙ステーションの大規模化に伴う内部の熱処理問題や、宇宙における太陽発電システム(SSPS)の各変換部の冷却など、宇宙における排熱技術に対するニーズが高まっており、潜熱利用流体ループ排熱システムが注目されている。このシステムは流体の潜熱を利用して熱輸送を行うためにシステムの重量が軽減でき、圧力を操作することによって飽和温度を制御するため、素早く正確な制御が可能である。しかし、その制御技術は未だ確立されておらず、実用化に至っていない。本研究では、蒸発器と凝縮器を繋ぐ配管部に流量調節バルブを設置し、その開度を変えることで圧力を制御し、システムの過渡応答特性を実験で調べた。また、プログラムによってバルブを自動制御し、熱負荷急変に対してループ制御の可能性を探り、以下の結果が得られた。1)蒸発器出口クォリティが高いほどバルブ操作に対する圧力変動の幅が大きく蒸発器表面温度の変化も大きい。2)蒸気配管部に設置したバルブを開操作することで、バルブでの圧力損失および蒸発器圧力が減少し、蒸発器表面温度が低下した。3)蒸気配管部に設置したバルブを閉操作することで、バルブでの圧力損失および蒸発器圧力が増加し、蒸発器表面温度が上昇した。4)流量が小さいほどサブクール沸騰から飽和沸騰に移行する位置が早く、熱貫流率の上昇速度も大きい。また、熱貫流率が大きいほど熱移動が行われやすいため、蒸発器表面温度の遅れ時定数が小さい。5)作動流体流量を手動で一定に保つことで安定な応答が得られるが、流量調節を行わなくても熱移動が行われ、制御対象を1つ減らせるので流量調節の必要はないといえる。6)バルブにプログラマブルコントローラを設置し、コンピュータプログラムによってバルブを自動制御し、蒸発器表面温度を一定温度幅内に保持することは可能である。, 資料番号: AA0047683000, レポート番号: JAXA-CR-04-002}, title = {ハイブリッド式流体ループの流熱制御技術研究:潜熱利用流体ループ式排熱システムの蒸気弁操作による温度制御に関する研究}, year = {2004} }